給湯設備選びの重要性が増す
日本の住宅のエネルギー負荷の3〜4割は給湯
一次エネルギー消費量ベースで省エネ性能の向上を考える場合、簡単に削減の余地があるのは、給湯エネルギーです。
日本の一般的な家庭では、家電用途を除くエネルギーのうち3〜4割のエネルギーを給湯に使っています。
省エネ基準で想定される一般的な家庭(6地域4人家族)の給湯設備の一次エネルギー消費量は年間約27GJ。
これを高効率ガス給湯器(エコジョーズ)に置き換えると約23GJまで落とすことができます。(約15%省エネ)
同じく効率3.0のエコキュートに置き換えると約19GJまで落とすことができます。(約30%省エネ)
もっとも高高率なヒートポンプ・ガスハイブリッド給湯器に置き換えると約15GJまで削減できます。(約45%省エネ)
太陽熱を利用すれば、さらに効率化が可能です。
他の設備を標準的なものから変更しなくても、給湯設備の高効率化だけで省エネ基準を上回ることができてしまうケースも少なくありません。(新建ハウジング・エコハウス宣言2014より)